荘子の真人(しんじん)

六地蔵&六地蔵の女房

2015年01月21日 08:16



真人の息は踵を以てし、衆人の息は喉を似てす(荘子)

真人(道理を悟った人)は、逆境のときでも無理に逆らわず、隆盛の

ときにも勇み立たず、意図的に事を図ることもないそうです。

失敗があってもくよくよと後悔せず、うまく行っても自分で満足してし

まうことがない。

衆人の息の仕方は喉でするように浅いが、真人の息は、踵から吸って

息を全身に行きわたらせるため、体に力みがなくリラックスしている。

座禅でも声楽でも、呼吸法の基本を唱えていることにうなづけます。

※小さなことに、くよくよしないで、ゆったりした心持ちでいたいものです。

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