荘子の真人(しんじん)
真人の息は踵を以てし、衆人の息は喉を似てす(荘子)
真人(道理を悟った人)は、逆境のときでも無理に逆らわず、隆盛の
ときにも勇み立たず、意図的に事を図ることもないそうです。
失敗があってもくよくよと後悔せず、うまく行っても自分で満足してし
まうことがない。
衆人の息の仕方は喉でするように浅いが、真人の息は、踵から吸って
息を全身に行きわたらせるため、体に力みがなくリラックスしている。
座禅でも声楽でも、呼吸法の基本を唱えていることにうなづけます。
※小さなことに、くよくよしないで、ゆったりした心持ちでいたいものです。
関連記事