素晴らしい絵本「ヤクーバとライオン」

六地蔵&六地蔵の女房

2013年02月02日 07:07

 
  大人にも勧めたいすばらしい絵本の紹介

勇気とは何だろうか。いじめられている子を守ってやる勇気、戦場で闘う勇気。

この本の舞台はアフリカの奥地の村。柳田邦男氏の訳の絵本です。



アフリカの少年たちは、ライオンを仕留めて一人前と認められる。ライオンを殺す

のが勇者か殺さないで気高い精神の持ち主なのか、選択の分かれ道です。

終わりのない報復の殺し合いが続いていく、その循環を断ち切るにはどうすれば

いいか? 日本の社会に目を向けると、いじめられた子が復讐の事件を起こす。

虐待された子がやがて虐待する側にまわる。この悪循環を断ち切りたい。

この絵本のメッセージを大津事件など考えさせられ、本質を伝えられるものです。

 一読を勧めます。   発行所「講談社」ヤクーバーとライオンⅠ勇気より



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