


正しいことをいうときは・・・
2011年07月20日
受難者たち 「新選吉野弘詩集」(思潮社)より

「六地蔵」は、こう思うのですが・・・・果たしてどうかな?
二人が睦まじくいるためには 愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい 立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい 完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい 二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても 非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで 疑わしくなるほうがいい
正しいことをいうときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことをいうときは 相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか 正しくありたいとかいう 無理な緊張には
色目を使わず ゆったり ゆたかに 光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら 生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる そんな日があってもいい
そして なぜ胸が熱くなるのか 黙っていても
二人にはわかるので あってほしい
「六地蔵」は、こう思うのですが・・・・果たしてどうかな?
Posted by 六地蔵&六地蔵の女房 at 21:17│Comments(6)
│六地蔵夫婦の呟き
この記事へのコメント
Posted by emwoman at 2011年07月21日 00:34
コメントありがとうございます。
あなたたちのおかげで、楽しい毎日で感謝しています。
最近では、妻の方が上達し喧嘩になります。
そんな心境を質のよい変化のある内容にと考えました。
あなたたちのおかげで、楽しい毎日で感謝しています。
最近では、妻の方が上達し喧嘩になります。
そんな心境を質のよい変化のある内容にと考えました。
Posted by 六地蔵 at 2011年07月21日 05:49
一行一行が心に沁みますね。
こういう考え方を忘れないようにしたいなあ,
と思いました。
こういう考え方を忘れないようにしたいなあ,
と思いました。
Posted by るっこら at 2011年07月21日 23:36
るっこらさんへ
これは僕の自戒の意味もあるのです。
夫婦喧嘩をよくするので・・・・・・・
プログを見てくださる方々に理解されて
いるか疑問ですが・・・・
これは僕の自戒の意味もあるのです。
夫婦喧嘩をよくするので・・・・・・・
プログを見てくださる方々に理解されて
いるか疑問ですが・・・・
Posted by 六地蔵
at 2011年07月22日 05:56

六地蔵さま
私が結婚するときに、この詩を書いて贈って下さった方がいらっしゃいました。当時はよくわからなかった内容も、結婚して15年が過ぎて、しみじみと感じられるようになりました。何年たっても相手を思いやる気持ちは忘れてはいけませんね。。。
私が結婚するときに、この詩を書いて贈って下さった方がいらっしゃいました。当時はよくわからなかった内容も、結婚して15年が過ぎて、しみじみと感じられるようになりました。何年たっても相手を思いやる気持ちは忘れてはいけませんね。。。
Posted by えほん文庫
at 2011年07月22日 22:27

えほん文庫さんへ
ご存じのとおり私達は、悲しみのあとの結婚ですが、わがままな僕はついつい意地をはり喧嘩の原因を作っているのです。
素直になれず女々しい自分のバイブルとして書いたものです。
特に今年は絵本文庫さまはじめ多くの知人が出来て、夫婦の共通な話題と活動が展開され充実しています。
そんな心境に照れ隠しと確認の意味を込めて書いてみたのです。
ご存じのとおり私達は、悲しみのあとの結婚ですが、わがままな僕はついつい意地をはり喧嘩の原因を作っているのです。
素直になれず女々しい自分のバイブルとして書いたものです。
特に今年は絵本文庫さまはじめ多くの知人が出来て、夫婦の共通な話題と活動が展開され充実しています。
そんな心境に照れ隠しと確認の意味を込めて書いてみたのです。
Posted by 六地蔵
at 2011年07月22日 22:42

確かにそうだと思います。
胸に沁みる言葉です。